アニメはこの数年で飛躍的に成長を遂げています。
先人のアニメ従事者のおかげでアニメ産業の市場規模は2023年度に3兆円を超えました。国内市場もですが海外市場の好調により今や国内と海外の売り上げは同じ程です。
国もアニメを含んだコンテンツ産業の市場規模を2033年までに20兆円にすることを目標にしています。
世界の目が今日本のアニメ業界に注がれています。
ですが、映像、アニメの実制作現場はどうでしょうか?
上場企業が親会社になったりとハード・見た目のホワイト化はしていますが、ソフト・中身がアップデートされていません。
アニメ業界は今だに昔の悪しき考え方が蔓延っています。まだ考え方がグローバルになっていないのです。
私は14年程この業界にいますが意識改革をしないとすぐに滅びてしまうという恐れがあります。スキルの継承と先に言った考え方の改革がされていないからです。
需要があってもこのままだと働く人がいなくなります。幾ら働いても給与が上がらず酷使され続けるからです。
スキル、コスト意識、働き方を正さないと、この先アニメ制作現場に未来はありません。考え方を変えるにはこの期しかないと私は感じています。
私が 3DCG、アニメ、漫画アプリ、Web広告 で学んだ知識と考え方をお伝えして『アニメ3.0』にみんなでアップデートするべくこれから綴っていきます。
参考文献
アニメ産業の市場規模 初の3兆円超え 海外展開の好調続く
第1回エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会
(事務局資料)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/entertainment_creative/pdf/001_04_00.pdf
日本政府がアニメ産業の市場規模を2033年までに20兆円にする目標を掲げているのは素晴らしいことだと思います。しかし、実際の制作現場では、上場企業の参入により表面的な改善は見られるものの、根本的な問題が解決されていないと感じます。特に、スキルの継承や意識改革が進んでいない点は深刻です。長年この業界にいる私から見ても、このままでは業界の未来が危ぶまれます。需要があるにもかかわらず、労働環境の改善が進まず、人材が離れていくのは避けられないでしょう。給与が上がらず、過酷な労働が続く現状では、若い人材が集まらないのも当然です。この状況を打破するために、具体的にどのような対策が必要だと思いますか?
ご意見ありがとうございます!!!
自分も15年間アニメ業界にいて、過労と教育が
過労に関しては、一重に
「プロデューサーの仕事の選定と座組」
教育は
「人を教えるということは自分の復習になる」
ですね。
本当に当たり前のことなのですが
仕事はいかに良い条件で仕事をとって、スケジュールを徹底して良いアニメーター、クリエイターを揃えるか(締め切りを守るというのも含めて良い方々)
幸い、今委員会がアニメを作りたくても作れないので、立場が逆転しつつあり、アニメバブルも相まって制作費用は上がってきてます。ですが、内容をプロデューサーが精査せず適当なお金で受けてしまうと、制作スタート前から赤字が見えるような状況もあるわけで…。自分はめっちゃ交渉します笑
教えるのはまず教える本人がフリーランスだと教えられません、完全拘束など月の給与が固定で、
『仕事時間=給与』
になっていると絶対に教えられないですよね。自分なら教えないと思います。なので、まずしっかり予算を取って社員か全拘束にするか育成費用を払うようにして、制作が教育はをしてもらうようにしないとダメです。今からまでフリーランスの意識の高い方に頼り切って教育を蔑ろにしてきたツケが一気にきていますよね。
なので、今のアニメ制作の問題は80%くらい制作、プロデューサーの問題で起きていると思います。
なので、意識改革をして貰いたくて。ブログ書いていこうと思います!(といっていて、全然書けてなくてすみません)